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【サッカー日本代表】駒野友一「力不足を痛感した」2006年ワールドカップ 「ジーコ監督の信頼を得られなかった」 (4ページ目)

  • 原山裕平●取材・文 text by Yuhei Harayama

【海外移籍の話もあったが......】

 大会が終わると駒野は、明らかに意識が変わったという。

「日本に戻ってきてJリーグでプレーするなかで、Jリーグ基準ではなく世界で戦うための基準を持って練習から取り組んでいきました。ただ、ある程度までの基準は設定できるんですけど、プレーの強度などはひとりで(取り組むことが)難しいところもありました。チーム全体にその強度を求めても、やっぱり海外と日本では違いますから。

 個人で意識を高くするのはいいですけど、チームスポーツである以上、連動してやらなければいけない。そのあたりに葛藤はありましたけど、個人でも高められる部分──たとえばキックの質であったり、テクニックのところも基準を高く保ちながら、日々やり続けましたね」

 海外移籍への思いも、当然湧いてきたという。ただ、いくつか話はあったというが、正式オファーは届かず、駒野は国内で4年後の南アフリカ大会を目指すこととなった。

(文中敬称略/つづく)

◆駒野友一・中編>>2010年ワールドカップ直前のメンバー変更「このタイミングで?」


【profile】
駒野友一(こまの・ゆういち)
1981年7月25日生まれ、和歌山県海南市出身。中学3年時に広島に転校し、サンフレッチェ広島ユースから2000年にトップチームへ昇格。プロ2年目からサイドバックで活躍したのち、2008年にジュビロ磐田へ移籍。その後、FC東京→アビスパ福岡→FC今治でプレーし、2022年に現役を引退する。現在は広島のジュニアチームのコーチを務める。2004年アテネ五輪、2006年&2010年ワールドカップ出場。日本代表・通算78試合1得点。ポジション=DF。身長173cm。

著者プロフィール

  • 原山裕平

    原山裕平 (はらやま・ゆうへい)

    スポーツライター。1976年生まれ、静岡県出身。2002年から『週刊サッカーダイジェスト』編集部に所属し、セレッソ大阪、浦和レッズ、サンフレッチェ広島、日本代表などを担当。2015年よりフリーランスに転身。

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