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【サッカー日本代表】駒野友一「力不足を痛感した」2006年ワールドカップ 「ジーコ監督の信頼を得られなかった」 (3ページ目)

  • 原山裕平●取材・文 text by Yuhei Harayama

【士気の低いサブ組はいなかった】

 屈辱の逆転負けで初戦を落とした日本は、続くクロアチア戦に引き分けると、第3戦ではブラジルに4失点の完敗に終わり、未勝利のまま大会を去ることになった。

「やっぱり、初戦を落としたのが痛かったですね。初戦の結果によって次のステージに上がれる確率がだいぶ変わってきますから。その重要性を理解していたんですが、勝ちきることができなかった。そこが本当に悔しかったです」

 結果的に駒野は、オーストラリア戦のみの出場にとどまった。クロアチア戦から加地が復帰し、駒野は残り2試合をベンチから見守ることしかできなかった。

「2試合目から加地さんが復帰して試合に出たということは、監督の信頼を得ることができなかったんだと思います。『ワールドカップに出場したい』という思いでやってきましたけど、世界の舞台で真剣勝負を経験したなかで、自分の力不足を痛感しましたし、もっと強くならないといけない。そういったことを感じさせてもらった大会だったなと思います」

 大会後にジーコ監督は、敗因のひとつとしてレギュラー組とサブ組のモチベーションの差を挙げ、チームとしてのまとまりを欠いていたと指摘した。実際にチームのなかにいた駒野は、どう感じていたのか。

「監督によって、選手との接し方であったり、モチベーションの上げ方であったり、スタメン組とサブ組への対応であったり、それぞれ違いがあるとは思います。でも、一番は選手自身がモチベーション高くやり続けること。いつ出番が来てもいいように準備をする。

 たとえば紅白戦で、試合に出たいっていう気持ちをプレーで表現していくことも大事だと思います。実際に紅白戦でBチームが試合内容で上回ったり、勝つこともありました。その意味ではみんなモチベーションは高かったと思いますし、サブ組だからといって士気が下がるような選手はいなかったと思います」

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