オランダメディアのサッカー日本代表評は「手強い障害」「単なる脇役ではない」「最も警戒すべき選手は...」 (2ページ目)
【注目を集める両国のサッカーの関係】
だから当時を知るオランダの選手やメディアは、日本を下すには生半可な気持ちではいけないことを強調する。
「日本は決して簡単に乗り越えられる障害ではない。そして今回、彼らは、これまで以上に勝ち進みたいと望んでいる」と、オランダのスポーツメディア『Sportnieuws.nl』のコメンテーターのひとりが説明していた。
同じく『Football Oranje』も、「日本は敬意を払うべきチーム。クーマン監督も試合開始のホイッスルと同時に注意深く戦わなければいけないことはわかっているだろう」と報じている。
オランダのスポーツ番組や新聞は、現在の日本代表の選手の詳細な分析に余念がない。そこでは、あらためて両国のサッカーのつながりが注目された。複数の新聞が、日本代表のメンバーのなかにエールディヴィジ(オランダ1部リーグ)の選手が数多くいることを紹介している。
なかでも最も知名度、注目度が高いのは、やはり現在18ゴールを挙げてリーグ得点王争いのトップを走っているフェイエノールトの上田綺世だろう。ほぼすべてのメディアが「最も警戒すべき選手」として挙げている。また、上田と並んで名前を挙げられるのが同じくフェイエノールトのディフェンダー、渡辺剛だ。「力強さと戦術的知性を併せ持った日本の選手の典型」と評される。
NECの小川航基や佐野航大もあらためて注目され、ポジティブな見出しとともに、「日本を油断してはいけない」というムードを高めている。さらに同じNECで現在20歳の塩貝健人も、日本代表の「秘密兵器」になるのではないかと、取り上げられている。
オランダと日本サッカーのこの深い関係について、オランダのメディアはプラスとマイナスのふたつの面があると見ている。
ひとつは、オランダはこうした日本選手の動きや長所、弱点を熟知しているため、止める方法を知っているというもの。だがその一方で「オランダの水で成長した彼らは、オランダサッカーの長所も短所も知っている。我々の手の内はばれている」(『ヘット・パロール』紙)とも報じている。
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