谷口彰悟「サッカー人生のターニングポイント」となったブラジル戦「すがりついででも、ワールドカップのピッチに立ちたい」 (5ページ目)
【自分の最大にして、最高の武器】
そのワールドカップで日本代表は、本気で優勝を目指している。決勝が行なわれるのは2026年7月19日──その4日前に、僕は35歳の誕生日を迎える。その年齢まで自分がプレーを続けられていることに感謝しつつ、再び日本代表としてワールドカップのピッチに立つことを目指しているから思うことがある。
これはあくまで自分の考えであり、自分の価値観だが、僕自身は決して輝かしいキャリアをたどってきたわけでもなければ、スーパースターと呼ばれるような選手でもない。そんな自分がここまで続けられてきたのは、やるべきこと、やらなければいけないことを、コツコツと努力してきたからだと思っている。
足が速いとか、身体が強いとか、テクニックがあるとか、パワーがあったわけでもない。才能や能力に恵まれたわけでなかったが、だからこそ自分の頭でしっかりと、今、何をやるべきなのかを考え、行動に移して、継続してきたから今があると思っている。
それこそが自分の最大にして、最高の武器でもある。だから、これからも「今、やるべきこと」「今、やらなければいけないこと」に目を向け、一歩、一歩進んでいきたい。
<了>
【profile】
谷口彰悟(たにぐち・しょうご)
1991年7月15日生まれ、熊本県熊本市出身。大津高→筑波大を経て2014年に川崎フロンターレに正式入団。高い守備能力でスタメンを奪取し、4度のリーグ優勝に貢献する。Jリーグベストイレブンにも4度選出。2015年6月のイラク戦で日本代表デビュー。カタールW杯スペイン戦では日本代表選手・最年長31歳139日でW杯初出場を果たす。2023年からカタールのアル・ラーヤンSCでプレーしたのち、2024年7月にベルギーのシント・トロイデンに完全移籍する。ポジション=DF。身長183cm、体重75kg。
著者プロフィール
原田大輔 (はらだ・だいすけ)
スポーツライター。1977年生まれ、東京都出身。サッカー専門誌『ワールドサッカーグラフィック』の編集長を務めたのち独立。Jリーグを中心に取材し、各クラブのオフィシャルメディアにも寄稿している。主な著書に『愛されて、勝つ 川崎フロンターレ「365日まちクラブ」の作り方』(小学館クリエイティブ)など。
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