サッカー日本代表に敗れて信頼失墜のアンチェロッティ ロマーリオ「開いた口が塞がらない」 (5ページ目)
「東京の夜は最低の形で終わった。これはアンチェロッティの初黒星でもある。選手の力量のなさが原因でもあるが、それ以上に監督の力量に疑問を感じる」(ブラジルの大手日刊紙『Lance!』)
最も冷静かつ辛らつに分析したのは、有名ジャーナリストのマウロ・セザル・ペレイラだった。
「日本に負けたこのチームはブラジル代表ではない。ワールドカップには絶対に出場しない。だから選手のことは心配していない。私が心配するのは、ブラジル史上最悪のチームのひとつで、すでに勝っていた試合を落とすことに成功した監督だ。監督は変わらない。ブラジルは彼とともにワールドカップに臨むのだ。ブラジルの伝統を軽んじたアンチェロッティとともに」
アンチェロッティはこの試合で信頼を失くした。ブラジルメディアやサポーターの目はこれからより厳しくなるだろう。
チッチ元監督がカタールワールドカップ後に姿を消して以来、セレソンのベンチに値しない監督たちが次々と来ては去っていった。アンチェロッティの就任でやっとこの問題が解決したと思っていたが、どうやらまだ安心できそうもない。
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