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【Jリーグ連載】当時J2だったジェフ千葉からのオファーに対して「悔しかった」という横山暁之の真意とは

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki

東京ヴェルディ・アカデミーの実態
~プロで戦える選手が育つわけ(連載◆第27回)
番外編:横山暁之(ジェフユナイテッド千葉→横浜FC)インタビュー/後編

Jリーグ発足以前から、プロで活躍する選手たちを次々に輩出してきた東京ヴェルディの育成組織。その育成の秘密に迫る同連載、今回も、先頃ジェフユナイテッド千葉から横浜FCへの移籍が発表された横山暁之のインタビューの続きをお送りする――。

念願のプロ入りを果たして以降も、常に上を見続けてきた横山暁之 photo by Fujimaki Goh念願のプロ入りを果たして以降も、常に上を見続けてきた横山暁之 photo by Fujimaki Gohこの記事に関連する写真を見る

第26回◆藤枝MYFC入りした横山暁之の転機>>

――藤枝MYFC加入3年目の2022年、J3で2位となり、J2昇格を果たしました。どんなシーズンでしたか。

横山暁之(以下、横山)充実感はめちゃくちゃありました。中学、高校、大学と、自分が努力した結果が形として表われるってことがそれまでなかったので、初めての経験でしたね。たぶん死ぬ時に思い出す出来事のひとつではありますね、確実に(笑)。

 一応最終節でJ2昇格が決定したんですけど、その前のホーム最終戦で福島(ユナイテッドFC)に勝って、(得失点差などの)状況的にほぼほぼ(昇格が)決まったんです。その試合で僕は2点取って、もう交代してベンチで試合終了の笛を聞いたんですけど、その瞬間に榎本啓吾(現モンテディオ山形)と抱き合って号泣しました。あれはもう忘れない。それくらいうれしかったです。

――J2昇格後、藤枝MYFCで1シーズンを過ごしたあと、一昨年ジェフユナイテッド千葉へと移籍しました。

横山 ジェフからのオファーをもらった時は何かこう......、オファーをもらえたうれしさよりも、まだ悔しい気持ちのほうが強くて。今までの自分のサッカー人生を見返してくると、悔しさが自分のモチベーションに変わってきたので、その時もこの悔しさを自分のなかに残したいっていう気持ちもあって、ジェフを選んだんですけど......。

――その悔しさの理由は?

横山 藤枝でJ2昇格が決まった年(2022年)の年末にワールドカップがあって、それを見ていた時、自分はすごく悔しかったんです。

 僕はその時、大学へあいさつに行くために金沢にいて、金沢のスポーツバーみたいなところでクロアチア戦を観戦していたんですけど、ふだんは絶対にJリーグを見ていないだろうっていうお客さんたちまで熱狂しているんですよ。その様子を見ていて、『ワールドカップ、やべぇ』みたいな。

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