サッカー日本代表初招集組にワールドカップ行きのチャンスは? 過去E-1選手権でブレイクした選手たち (4ページ目)
【不確定要素を含む選手が少なくないCB】
まず、サイドの選手はどうか。
堂安律(フライブルク)と伊東純也(スタッド・ランス)がいて、菅原由勢(サウサンプトン)、関根大輝(スタッド・ランス)、森下龍矢(レギア・ワルシャワ)らと交えてさまざまな連係を構築できる右サイドにしても、新しい人材の登場は大歓迎だ。三笘薫(ブライトン)と中村敬斗(スタッド・ランス)が競い合う左サイドも同様である。
今回のメンバーなら相馬、久保藤次郎(柏レイソル)、望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)、俵積田晃太(FC東京)、佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)が両サイドのオプション候補になるのだろう。
センターバックも気になる。
谷口、板倉滉(ボルシアMG)、町田浩樹(ホッフェンハイム)、伊藤洋輝(バイエルン)、瀬古歩夢(グラスホッパー)、渡辺剛(ゲント)、高井幸大(川崎フロンターレ→トッテナム予定)と、クオリティを持った選手は揃っている。鈴木淳之介(湘南ベルマーレ)という新星も登場してきた。
ただ、全員がトップコンディションで競争を繰り広げる、というシチュエーションになっていない。いつも誰かがケガで離脱する、という状況が続いている。アーセナルとの契約が解除された冨安健洋のように、不確定要素を含む選手が少なくないのだ。
CBとしてリストアップされた植田、荒木隼人(サンフレッチェ広島)、古賀太陽(柏レイソル)、安藤智哉(アビスパ福岡)、綱島悠斗(東京ヴェルディ)は、コンビネーションが確立されていないなかでも、やるべきこと、できることを遂行してほしい。
選手たちは7月5日にJ1リーグを戦い、翌6日に各地の空港から開催地の韓国入りした。その2日後にはもう、香港との初戦が待っている。
コンビネーションをすり合わせる時間はない。ぶっつけ本番と言っていい環境で、チームのタスクを全うしつつ、自らをアピールできるのか。決して簡単ではないシチュエーションで存在価値を示す者が、狭き門をくぐり抜ける資格を得る。
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著者プロフィール
戸塚 啓 (とつか・けい)
スポーツライター。 1968年生まれ、神奈川県出身。法政大学法学部卒。サッカー専
門誌記者を経てフリーに。サッカーワールドカップは1998年より 7大会連続取材。サッカーJ2大宮アルディージャオフィシャルライター、ラグビーリーグ ワン東芝ブレイブルーパス東京契約ライター。近著に『JFAの挑戦-コロナと戦う日本 サッカー』(小学館)
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