サッカー日本代表の攻撃陣が機能しない理由 なぜ所属クラブと異なる起用法をするのか (4ページ目)
6試合目が終了した段階でアジア最終予選C組の順位は以下の通りになった。1位/日本(勝ち点16)、2位/オーストラリア(7)、3位/インドネシア、4位/サウジアラビア、5位/バーレーン、6位/中国(いずれも6)。
死の組どころか日本にとっては無風区だ。得点22、失点2。得失点差では2位オーストラリアに19もの差をつけ、まさに独走状態にある。だが、ぬるま湯に浸かっている印象が強い。強化という側面に照らすと、順調に進んでいるとは言えない。
著者プロフィール
杉山茂樹 (すぎやましげき)
スポーツライター。静岡県出身。得意分野はサッカーでW杯取材は2022年カタール大会で11回連続。五輪も夏冬併せ9度取材。著書に『ドーハ以後』(文藝春秋)、『4-2-3-1』『バルサ対マンU』(光文社)、『3-4-3』(集英社)、『日本サッカー偏差値52』(じっぴコンパクト新書)、『「負け」に向き合う勇気』(星海社新書)、『監督図鑑』(廣済堂出版)、『36.4%のゴールはサイドから生まれる』(実業之日本社)など多数。
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