日本代表の新たな攻撃オプション 中村敬斗が三笘薫からポジションを奪う可能性 (3ページ目)
【最終予選で先発するのは三笘or中村?】
引いて構える相手が多いアジアとの対戦では、個の力による局面打開が有効手段となる。今の日本代表でそのプレーを期待できるのは、三笘薫をおいてほかにいない。しかし、その三笘がケガで不在のなか、同じポジションで同様の役割をこなした中村の存在感は、この2試合で劇的に高まったことは間違いないだろう。
「自分が起用された時には、今日だったり、ミャンマー戦のようなパフォーマンスをこれからも発揮し続けたいです。でも、何度も言いますが、やっぱりレベルの上がった相手に対して出せるかっていうのがすごく大事だと思います。最終予選でプレーしたら、どんどんチャレンジしたいですね」
9月から始まる最終予選で左ウイング(ウイングバック)のポジションに立つのは、三笘か、中村か。その起用の選択肢が増えたという意味で、この2連戦は決して消化試合ではなかった。
著者プロフィール
原山裕平 (はらやま・ゆうへい)
スポーツライター。1976年生まれ、静岡県出身。2002年から『週刊サッカーダイジェスト』編集部に所属し、セレッソ大阪、浦和レッズ、サンフレッチェ広島、日本代表などを担当。2015年よりフリーランスに転身。
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