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サッカー日本代表とカタールW杯ベスト8チームとの差は歴然。欧州トップ10クラブでプレーしている各国選手の人数を調べてみた

  • 中山 淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

激闘来たる!カタールW杯特集

【本大会出場選手の7割が欧州でプレー】

 世界中が熱狂するカタールW杯もラウンド16が終了し、残すところあと8試合。今大会に出場した32チームのうち、24チームの選手たちがすでにカタールを離れたことになる。

登録メンバーの約6割が欧州トップ10クラブでプレーしているブラジル登録メンバーの約6割が欧州トップ10クラブでプレーしているブラジルこの記事に関連する写真を見る 最大26人のメンバー登録が可能となった今大会では、25名で臨んだイランを除くと、31チームが26人を登録。ただし、開幕前にカリム・ベンゼマが負傷離脱したフランスは、登録メンバー上は26人のままだが、実質的には25人。つまり、カタールW杯に参加した選手は計830人におよんだ。もちろんこれは、過去最多だ。

 では、代表チームの世界最高峰の舞台に集った選手たちは、どのクラブに所属しているのか。830選手の所属クラブの内訳を見てみよう。

 まず、大陸別では602選手がUEFA(ヨーロッパサッカー連盟)傘下のクラブに所属していて、その割合は実に全体の72.5%。ヨーロッパにはチャンピオンズリーグをはじめ、プレミアリーグ、ラ・リーガなど世界的人気と注目度を誇る国内リーグがあり、動くお金も桁違い。そこに世界トップレベルの選手が集中する傾向は、今後も変わらないだろう。

 ちなみに、2番目以降は114人で13.7%のAFC(アジアサッカー連盟)、76人で9.2%のCONCACAF(北中米・カリブ海サッカー連盟)、21人で2.5%のCONMEBOL(南米サッカー連盟)と続き、最も少なかったのが17人で2.1%のCAF(アフリカサッカー連盟)。OFC(オセアニアサッカー連盟)傘下のクラブに所属していた選手はひとりもいなかった。

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