原口元気が洩らしていた弱音。「気持ちが乗ってこない」から変わっていったW杯最終予選の心情 (3ページ目)
その結果、ピッチに立った5分後には三笘の先制ゴールをアシストしている。
「自分のやりたいこと、チームがやらなければならないこと。それを出すか出さないか。それがすごくうまくなっている」
出場時間の短かった最終予選を、原口はそう振り返った。
「反骨心が出てくるシチュエーションは得意だし、好き。今の状況はすごくいいなと思っています」
逆境を楽しめる余裕。オマーンに敗れた頃とはだいぶ違う心持ちだ。
今後は厳しいポジション争いが始まる。もちろん、原口もまずは11人に入ることを目指すのだろうが、仮にベンチメンバーだったとしても、ベテランとして貢献する方法はさまざまあるだろう。ロシアW杯ベルギー戦の得点者である原口には、まだまだできることが残されているはずだ。
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