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パリ五輪の秘密兵器となるか。海外で14試合16ゴールを量産した18歳の日本人ストライカー (5ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

――3月にウインターブレイクが開け、今季の後半戦が始まりますが、今季終了後はどうなるのですか。

「鳥栖のトップチームでプレーしたい気持ちもあるし、今はいろいろと考えているところです。なので、その質問に答えるのは難しいのですが......、来季のことを決めるためにも、ただの夢じゃなくて、具体的に自分はどうしたいのか。まずは、はっきりした目標を決めないといけないと思っています」

――パリ世代のひとりとして、パリ五輪についてはどう考えていますか。

「もちろん、選ばれたい。パリ五輪に出たいっていう気持ちはずっとあります」

――東京五輪は見ていましたか。

「オーストリアにいたので1試合を通してはあまり見られなかったんですけど、ハイライトとかは見ていました」

――パリへの思いは強まりましたか。

「自分も鳥栖に入って、いろんなチームと戦ったり、いろんな選手を見たりしてきましたけど、『この人、うまいな』と思っても、あまり評価されていない人もいる。そう考えると、代表で五輪に出るって、ホントすごいなって思います。

 自分が今までいろんな経験をしてきたからこそ、東京五輪を見ていてもより深く考えさせられましたし、自分もこういうふうになりたいなと思いました」

この記事に関連する写真を見る二田理央(にった・りお)
2003年4月10日生まれ。大分県出身。サガン鳥栖U―18から2021年6月にプロ契約。現在は期限つきで移籍したヴァッカー・インスブルックII(U―23)でプレー。

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