森保ジャパンは苦境を脱せられるか。11月アウェー2連戦の招集メンバー、布陣を6人が考えた (3ページ目)
状態の良くないベテラン選手のポジションを入れ替える機会かこの記事に関連する写真を見る1トップと左SBを置き換える機会に
原山裕平(サッカーライター)
FW/南野拓実(三笘薫)、古橋亨梧(オナイウ阿道)、伊東純也(浅野拓磨)
MF/守田英正(鎌田大地)、田中碧
MF/遠藤航
DF/中山雄太(旗手玲央)、冨安健洋、吉田麻也、酒井宏樹
GK/権田修一
グループ内で最も実力の劣るベトナムと、普通に戦えれば勝てるはずのオマーンとの2連戦は、アウェーとはいえ本来、戦力の発掘やオプションを試すようなアプローチがあってもいいはずだが、すでに追い込まれている日本にそんな余裕はない。
ぶっつけ本番的に臨み、望外の成果を手にしたオーストラリア戦の布陣が、この11月シリーズでも基本となるはずだ。大迫勇也のケガの状態が心配な1トップには古橋亨梧を配置する。エースのプライドを傷つけることなく、今が旬のストライカーに置き換えられるのは、森保一監督にとってむしろ好都合か。
ただし、オーストラリア戦で隙を見せた左サイドは一考の余地がある。さすがに衰えを隠し切れなくなった長友佑都のポジションは、序列を踏まえて中山雄太を置いたが、その前を南野拓実でなく、欧州でブレイク中の三笘薫とするのであれば、旗手玲央とのセット起用も面白い。
4-3-3への親和性も高く、中盤の2人も含めた"川崎ユニット"が、結果的に日本の運命を担うことになるかもしれない。
3 / 6