森保ジャパンは苦境を脱せられるか。11月アウェー2連戦の招集メンバー、布陣を6人が考えた (5ページ目)

Jリーグで活躍する旗手、前田の起用も考えたいところJリーグで活躍する旗手、前田の起用も考えたいところこの記事に関連する写真を見るオーストラリア戦からの流れを引き継ぐかどうか 
浅田真樹(スポーツライター)

<ベトナム戦>
FW/古橋亨梧
MF/南野拓実(前田大然)、鎌田大地、伊東純也
MF/田中碧、遠藤航
DF/旗手玲央、冨安健洋、吉田麻也、酒井宏樹
GK/権田修一

<オマーン戦>
FW/南野拓実、古橋亨梧、伊東純也
MF/守田英正、田中碧
MF/遠藤航
DF/中山雄太、冨安健洋、吉田麻也、酒井宏樹
GK/権田修一

 9、10月それぞれの2試合を振り返ると、フィジカルコンディションが悪い1試合目で苦戦する、という流れが続いている。11月の初戦はベトナムでのアウェーゲーム。ならば、より時差の小さい国内組の活用は、考慮すべき一手だろう。

 しかもベトナムは、中国とともにグループのなかでは力が落ちる。日本がボールを保持する時間が長くなることを前提とすれば、左SBの旗手起用は有効だろう。A代表経験はなくとも、DFライン+ボランチに関しては、同じ顔ぶれで東京五輪を経験済み。不安は少ない。同様にJリーグで好調な前田大然も、切り札的な活用を考えたい。

 ただし、近年力をつけてきているベトナムに対し、そもそも日本が主導権を握り続ける展開になるのか、という疑問もある。だとすれば、受けに回って足をすくわれる事態を避けるためにも、前回オーストラリア戦からのいい流れを引き継ぎ、オマーン戦用に挙げた布陣をベースにしたほうが無難ではあるのだろう。

 戦いぶりが安定しない、今の日本代表には合っているのかもしれない。

5 / 6

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る