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韓国代表「海外組」の実力はいかに?注目は久保建英と同年齢のMF (3ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 年齢的には五輪代表の主力でもある。だが、バレンシアで実績を積み始めてからはA代表の常連となっており、今回も日韓戦のメンバー入りを果たしている。

 そしてもうひとり、今メンバーに招集されたヨーロッパ組が、初選出となったMFチョン・ウヨンだ。

 現在21歳のチョン・ウヨンは、2017年に10代でブンデスリーガの名門バイエルンと契約し、主にセカンドチームでプレー。翌年にはチャンピオンズリーグでトップデビューを果たした、将来を嘱望される若きタレントだ。

 2019年にフライブルクに完全移籍を果たすと、ローンでの武者修行を経て、今シーズンからトップチームに定着。年明けからはスタメン出場も増え、ここまで14試合3ゴールをマークするなど急成長を遂げている。

 スピードとフィジカルに優れ、前線の複数ポジションをこなす柔軟性も兼ね備えたチョン・ウヨンが日本戦で代表デビューを果たすかどうか要注目だ。

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 一方、今回は所属クラブの事情により、招集できなかったヨーロッパ組の代表選手もいる。最近の常連のなかでは、FWファン・ウィジョ(28歳/ボルドー)、MFイ・ジェソン(28歳/ホルシュタイン・キール)、MFファン・インボム(24歳/ルビン・カザン)、MFクォン・チャンフン(26歳/フライブルク)らが、それにあたる。

 とりわけ、元ガンバ大阪で昨シーズンからボルドーでプレーするファン・ウィジョは、今シーズンも主軸FWとしてスタメンに定着。労を惜しまない守備でチームに貢献しながら、ここまでリーグ・アンで8ゴール2アシストを記録している。

 代表チームでも、不動の1トップとして君臨。今回はクラブの新型コロナウイルス対策によって招集は叶わなかったが、フランスで進化を遂げたファン・ウィジョが今後も代表の中核を担うことは間違いないだろう。

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