2021.03.19

韓国代表「海外組」の実力はいかに?注目は久保建英と同年齢のMF

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 来たる3月25日、日産スタジアムで久しぶりの「日韓戦」が開催される。ヨーロッパ組も含めた両国代表による親善試合としては、2011年8月10日に札幌ドームで行なわれた親善試合以来、実に10年ぶりの顔合わせになる。

 ちなみにそれ以降に行なわれた日韓戦は、東アジアサッカー連盟が主催するE-1サッカー選手権の4試合。主に両国の国内リーグでプレーする選手をベースに編成された、B代表的なチームで対戦した試合だった。

 そういう意味では、コロナ禍のなかで急遽開催が決定した異例の親善試合ではあるが、いろいろな面で注目を浴びることは間違いないだろう。

イ・ガンインは久保建英と同じ2001年生まれ 気になるのは、現在の韓国代表にはどんな選手がいるのか、だ。

 2018年ロシアW杯後に就任したポルトガル人パウロ・ベント監督率いる韓国代表は、主にヨーロッパでプレーするアタック陣と、国内を含めたアジア地域でプレーするディフェンス陣で構成される。

 昨年10月と11月にヨーロッパのクラブに所属する選手だけでA代表を編成した日本と比べると、たしかにヨーロッパ組が占める割合は低い。しかしながら、プレミアリーグ屈指のアタッカーと評されるFWソン・フンミンを筆頭に、日本が警戒すべき選手は少なくない。

 そこで、現在ヨーロッパでプレーする韓国代表選手にスポットを当て、彼らの実力を整理してみる。

 言わずもがな、まずは近年の韓国サッカー界を牽引しているソン・フンミンこそが、現代表の大黒柱だ。

 現在28歳のソン・フンミンは、10代でドイツに渡り、ブンデスリーガのハンブルガーSV、レバークーゼンを経て、2015年にトッテナム・ホットスパーに加入。今後を見据えても、歴代アジア人選手のなかで最高のワールドクラスと言っても過言ではない。

 過去4シーズン連続でプレミアリーグふたケタ得点をマークし、6年目を迎える今シーズンもすでに13ゴールを量産中(3月19日時点)。同じく16ゴールを量産するハリー・ケインとのアタックコンビは現在リーグ最強の破壊力を誇り、ソン・フンミンはトッテナムに欠かせない重要戦力となっている。