無様な試合をした五輪代表だが、
メダル獲得の有無を語るのはまだ早い (4ページ目)
過去の五輪代表が、こうしてお灸をすえられる場すら与えてもらえなかったことを思えば、無様な試合も貴重な強化。まだ五輪本大会の前年というこの時期に、国内に南米の強豪を招いて行なったからこその完敗だ。不出来を嘆くのは簡単だが、メディアはもちろん、おそらく日本協会スタッフでさえ、この試合と比較できる過去の事例を持ち合わせてはいない。
せっかくの地上波生中継の機会に、こんな試合をしてしまうあたりに、このチームの"持ってなさ"を感じないわけではないが、日本サッカー史上初めて本気で五輪の金メダルを狙いにいくチームである。その歩みはもう少し、一つひとつの点ではなく、線でつないで見ていきたい。
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