2019.03.25

森保ジャパン、初の完封負け。現在の課題はどこにあるのか?

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • 松岡健三郎●撮影 photo by Matsuoka Kenzaburo

 2月1日に行なわれたアジアカップ決勝戦以来、しばし活動休止状態にあった森保ジャパンが再始動し、3月22日にコロンビアとの親善試合を行なった。

コロンビアに0-1で敗戦した日本代表。次はボリビアと対戦する 結果は、64分に冨安健洋(シント・トロイデン)のハンドによって与えたPKをラダメル・ファルカオ(モナコ)に決められ、0-1で日本が国内初黒星を喫することとなった。森保一監督が就任して以来、日本がノーゴールで終わったのも初めてのことだった。

 ただ、この試合が親善試合であったこと、相手がコロンビアという南米の強豪であったことを踏まえると、敗れたこと自体はそれほど大きな問題とは言えない。何より、26日のボリビア戦も含めた今回の2試合が6月のコパ・アメリカに向けたテストマッチととらえれば、あくまでも試合の内容を重視する必要がある。

 その意味では、このコロンビア戦を振り返るとき、アジアカップで露呈した森保ジャパンの課題をあらためて整理しておかなければならないだろう。なぜなら、日本サッカー協会が準優勝で終わったアジアカップでの戦いぶりと森保監督に対する評価を公にせず、結局、うやむやな状態のまま、今回の親善試合を迎えることになったからだ。

 現在の森保ジャパンの課題はどこにあり、このコロンビア戦の狙いはどこにあったのか。そしてその狙いは、どの程度クリアできたのか。そこを明確にして試合を振り返らなければ、トータルで見たときの森保ジャパンの成長プロセスもぼやけてしまう。

 そのアジアカップで明らかになった主な課題は、

・相手に分析されたときの攻撃面の打開策

・大迫勇也が欠場したときの代役発掘とその戦術

・チーム全体としての戦術(システム)オプションの構築

・森保監督のベンチワーク

といったところにあった。

 また、選手の自主性を重んじる森保監督のチーム作りからすると、臨機応変、柔軟な対応という部分も、試合を見ていくうえで重要なポイントになる。しかし、これについては選手が代わればサッカーの中身も変わってくるため、選手選びとその組み合わせという視点で確認していくしかない。