辛勝続き。なぜ日本代表はアウェーで苦戦するのか? (4ページ目)
ワールドカップであれば、大会前に選手を早めに招集して事前合宿を長期間組めるのでまだ計算はできる。しかし、今回のアジアカップのように、現地入りが大会直前となると調整はかなり難しいはずだ。
そうしたなかで、アジアカップのグループリーグは選手たちのコンディションを決勝トーナメントに向けて調整しながらの戦いになった。森保一監督は、第3戦のウズベキスタン戦で出場機会のなかった控え組を先発させて汗を出させたが、こうした選手起用も、個々のコンディションにバラつきが出ないようにするためのマネジメントと言える。
コントロールできるものはうまくコントロールし、できないものはそれを受け入れたうえで最善の対処方法を模索して実行する。今回のアジアカップでの経験は、日本代表チームが今後のコパ・アメリカやワールドカップ予選で結果を出すための糧になっていくはずだ。
4 / 4