ベストゲームを見せた「控え組」。
この結果を森保監督はどう生かすか (2ページ目)
ウズベキスタンに2-1と勝利した森保Jの「控え組」 立ち上がりこそ、試合開始から1分経たずにピンチを迎えるなど、芳(かんば)しいものではなかったものの、10分を過ぎたあたりから、徐々に試合の流れをたぐり寄せると、「チームとして機能し始めて、連動して(攻撃の)形を作れた」と青山。時間の経過とともに、複数の選手が連係して、相手DFラインを突破するシーンを増やした。
青山曰く、「ボールの感覚も違うし、久しぶりの公式戦だったので(苦笑)」、サイドチェンジのボールが長くなりすぎるなど、簡単なミスも生まれたが、「試合のなかで(互いの連係を)合わせていった。後半は自分たちらしくボールを動かせた」という。
前半40分にカウンターから先制されはしたが、わずか3分後に武藤のゴールで落ち着くと、後半13分にボランチを務めたDF塩谷司(アルアイン/UAE)が、豪快なミドルシュートを叩き込んで逆転。終盤はウズベキスタンの反攻を危なげなくはね返し続け、試合を終えた。
「僕らはチャンス(出場機会)をもらえず、ウズウズしていたのを(この試合に)ぶつけられた」
試合後、DF佐々木翔(サンフレッチェ広島)がそう話していたように、この試合の勝因は探れば、おそらく"控え組の意地"に尽きるのだろう。
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