2019.01.18

ベストゲームを見せた「控え組」。
この結果を森保監督はどう生かすか

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

 よくも悪くも、面白い試合だった。手放しに称賛するつもりはないが、日本のグループリーグ3試合のなかでは、ベストゲームだったことは間違いない。

 アジアカップのグループリーグ第3戦。日本はウズベキスタンとの全勝対決を2-1で制した。3連勝のグループ首位で、決勝トーナメント進出である。

 2試合を終えた時点で、すでに決勝トーナメント進出が決まっていた日本は、第2戦から大幅に先発メンバーを変更した。初戦のトルクメニスタン戦から第2戦のオマーン戦では、ふたりしか入れ替わらなかったが、第2戦から第3戦では、10人も入れ替わった。

 DF槙野智章(浦和レッズ)、FW北川航也(清水エスパルス)以外の9人は、今大会初先発。第2戦で途中出場しているMF伊東純也(柏レイソル)、FW武藤嘉紀(ニューカッスル/イングランド)も除けば、残る7人は今大会初出場である。選手個々には、一緒にプレーした経験がある選手はいても、実質的には初めて組まれた、ぶっつけ本番のチームだったと言っていい。

 加えて、そのほとんどを占めるJリーグ組にとっては、昨年12月1日のJ1最終節、あるいは、12月9日の天皇杯決勝以来の公式戦。しかも、対戦相手はグループリーグ最強の敵、ウズベキスタンである。

 これまでの2試合を見る限り、”主力組”でさえ、およそほめられた内容の試合ができていないのだから、”控え組”では……。そんな不安がなかったわけではない。というより、大きかった。

 ところが、フタを開けてみれば、ようやく出場機会を与えられた選手たちが、これまでのうっ憤を晴らすかのように生き生きとプレーした。こと攻撃に関しては、過去2試合よりも明らかにチームとしての機能性が高く、そのうえ、選手それぞれの特長も発揮されていた。ゲームキャプテンを務めたMF青山敏弘(サンフレッチェ広島)は、「組織のうえに個を出せた」と振り返る。