中島翔哉はストレスなしで自然体コメント。
「好きなことだと疲れない」 (2ページ目)
森保ジャパンにおいては、10番イコール中島という図式が早くも定着したように見える。この点について聞かれた中島は、首を傾げながらフワッと話した。
「10番に関してはサッカー界では重要な番号だということは知っています。でも、自分は20とか23とか8とか、それによってパフォーマンスが左右されることはよくないと思う。だれでもつけられる番号でないというのはわかっているので、そこはうれしいし、喜びをもってプレーすることは大事だと思いますけど」
ベネズエラ戦では、とくに試合序盤、プレーにもその自然体ぶりが遺憾なく発揮されていた。
スタジアム入りするバスが渋滞に巻き込まれるというハプニングが起きたことで、選手たちはウォーミングアップを十分に行なえずに試合に入ることになった。直前までダッシュを繰り返す選手も見られたし、どう見ても動きが重い選手もいた。そんななか中島は、とても自然にギアを上げていくように見えた。
実際、たいしたストレスにはならなかったようで、「あんまりそういうのを気にしないタイプなので、試合に全力で臨めるように、短い時間でしっかりアップしようと思いました」と話している。
前半3分には堂安律のドリブルから左サイドへのパスを受けると右足でシュート。枠をとらえられなかったが、相手に先んじて攻撃の姿勢を見せた。34分には大迫勇也のスルーパスに抜け出して右足でシュート。これは相手GKに防がれた。その5分後、右サイドの低い位置からのFKを中島が右足で蹴ると、壁の奥から飛び出した酒井宏樹が自身代表初ゴールとなる先制点を決めた。
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