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杉山・浅田両氏が西野ジャパンを
熱烈選考。「大島僚太中心の代表に」 (3ページ目)

  • text by Sportiva photo by Fujita Masato

浅田 リオ世代でいえば植田直通(鹿島)とか、オリンピックは出てないけど、山中亮輔(横浜FM)とか。また、ある程度ボールをつなぎたいというのであれば、中谷進之介、中山雄太(ともに柏)。サイドバックでは松原健(横浜FM)、室屋成(東京)、小池龍太(柏)あたりかな。すでに22歳でリオ世代ではありませんが、宮原和也(名古屋)は守備能力が高いうえ、つなぎのセンスがあるので、ポゼッションを重視するなら適性は高い。

杉山 そのあたりの選手に、もう少し場数を踏ませておくべきだった。去年のE-1選手権のときでさえ、けっして若い選手を選んではいなかったから。そのときはケガで出そびれたけど、西大伍(鹿島)は実力者。年齢はいっているけど、そのテクニックは捨てがたい魅力です。

浅田 ただ、DFラインはある程度、経験重視になるのはしょうがないのかなと思います。センターバックは吉田麻也(サウサンプトン)、槙野智章(浦和)、森重真人(東京)あたりが中心。サイドバックも酒井宏樹(マルセイユ)のケガが問題ないんだったら、酒井、長友佑都(ガラタサライ)あたりというのが順当でしょう。

杉山 まあ実際にはディフェンス、特にセンターバックはいじりにくいんですよ。思い切りいじるとしたら前でしょう。

浅田 前線は久保裕也(ゲント)や中島翔哉(ポルティモネンセ)で全然いいと思います。別に原口元気(デュッセルドルフ)や乾貴士(エイバル)にこだわる必要もない。今の日本代表は、(1次リーグの)3試合を玉砕覚悟でいって、万が一勝ち抜けば、4戦目はどうなったっていいという状況のチーム。目標がベスト8とかいうようなチームでは、もはやない。だから4試合も5試合も戦うために必要な選手の頭数を考える必要もないという気がします。

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