福田正博が「今からでも勝つ可能性のある
西野ジャパン23人」を選出 (4ページ目)
FWは大迫勇也と岡崎慎司を基本に、際立つ武器を持った選手として杉本健勇と浅野拓磨をメンバーに入れたい。杉本には「高さ」、浅野には「スピード」という武器があるため、試合途中から投入することで、苦しい局面を打開してくれることを期待できる。
先発なら久保裕也という選択肢もあるが、それでも私が岡崎を推すのは、岡崎は前線から守備のスイッチを入れることができるからだ。
また、リオ五輪世代が3人入っているこのメンバー構成なら、年齢的にもバランスが取れている。あるいは、西野監督が今後の日本サッカー界のことを考え、堂安律のような東京五輪世代の若手をW杯に連れていく可能性もある。
先にも述べたが、短時間で組織力を高めることを考え、長らく日本代表でキャリアを重ねてきた選手を中心に、そこにフィットする選手を加える形で、あくまでも予想でメンバーを選んだ。新しい戦術やメンバーで挑むよりも、いち早くチームのまとまりを実感することが、失った自信を取り戻すことにつながるからだ。
こうしたことは、もちろん経験豊かな西野監督も考えているだろう。選手全員がW杯に向けてひとつになり、1%でも勝つ可能性が高いチームで本番に臨んでもらいたい。そして、この4年間で希薄になってしまった日本代表への注目度を、再び高める結果を出してくれることを期待している。
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