J得点ランク1位。大久保嘉人のリオ五輪OA枠出場は現実的なのか? (2ページ目)
大久保のオーバーエイジはアリか?
リオ五輪はU-23日本代表が基本だが、24歳以上のオーバーエイジ(OA)が3人枠ある。
3年連続得点王で今季もリーグトップの9得点を記録する大久保は、Jリーグのストライカーとしては傑出している。現時点の実績・実力でいえば、リオ世代のFWはその足下にも及ばない。単刀直入に言って、大久保をOAとして使わないことのほうが不自然だろう。
「感情むき出しで調和が難しく、若手と合わない」などという反対意見はあるが、それは的外れだろう。事実、大久保は川崎で攻撃パートナーを組む、小林悠の技量を向上させている。要求は高いし、乱暴なところはあるが、周りの選手が持つ力を引き出す"刺激"になり得る。
その効果はリオ五輪でも望めるだろう。例えば浅野拓磨は速いが、しばしば一本調子で、ゴールに近づくにつれバタバタとする。大久保とプレーすることによって、得点に必要なテンポの緩急を身につけられるかもしれない。
しかし、大久保をOAに選べるのか、という問題はある。
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