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原口元気「ロシアW杯では自分が日本代表の『主役』でありたい」 (6ページ目)

  • 佐藤 俊●取材・文 text by Sato Shun

 9月には、W杯予選の第2戦、カンボジア戦(9月3日/埼玉スタジアム)がある。初戦は格下のシンガポール相手にスコアレスドロー。試合後は、スタンドからブーイングを浴びて、各メディアから批判を受けた。しかし、原口は何ら気にしてはいない。

「シンガポール戦の引き分けを、あーだ、こーだ言う必要はないですよ。あれだけチャンスを作っても、ゴールが入らないときはある。負けたわけではないんで、やり方を変える必要もない。自分は、監督がイメージしているサッカーはすごくいいと思っている。メディアは、もっとこうしろとか言うけど、自分たちは今のままやっていければいい。監督についていけば、必ず結果が出ると思っています」

 これから原口は、日本代表で、所属するヘルタ・ベルリンで、熾烈なポジション争いに挑んでいく。だが、そうした困難な状況にいることを、むしろ「うれしい」と喜んでいる。簡単にできてしまうことからは、達成感も得られないし、成長もできないということを、ドイツで学んだからである。

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