いよいよW杯。残り10日間でなでしこは完成する (4ページ目)
また、イタリア戦での宇津木の奮闘で現実味を帯びた左SB起用。これもひとつのパターン。こうなれば、得点能力もある鮫島彩(INAC神戸)をスーパーサブとして起用することもでき、その時々で選手の役割を変えて違ったうま味を引き出せる。
一人二役をこなして、ピッチ上の流れに合わせてその役割を変えていくことができれば、それは間違いなく、なでしこの強みとなるはずだ。そうなるには実践あるのみ。なでしこの初戦スイス戦まで残り10日。すでに実戦で試すことは叶わないが、ピッチでできることに限りはない。
「まだ策はいろいろありますから」と自信ありげにニンマリとしたキャプテン宮間の表情を見る限り、開幕までに残された時間で一気に散りばめられているアイデアを完成型に持っていくのだろう。開幕戦が楽しみだ。
4 / 5