【プロ野球】楽天11季目、宋家豪の大好きな日本語は「お疲れ様です」台湾人最多142HPの裏にレジェンドふたりからの学び (2ページ目)
宋は2015年10月に楽天の練習生として招待され、育成選手となった。一軍の試合に出場できない契約を受け入れたのは、高みを目指す彼らしい決断でもあった。
プロ2年目の17年。宋は支配下登録され、中継ぎに転向した。レギュラーシーズンこそ5試合の登板に終わったが、クライマックスシリーズではファーストステージ、ファイナルステージで4試合中3試合を無失点。2勝を挙げるなど存在感を示した。
【レジェンドからの学び】
日本での飛躍への足がかりをつかんだ宋にとって、大きな分かれ道となったのが18年だ。
少年時代から目指してきたレジェンド、郭源治が楽天の春季キャンプに研修コーチとして招かれたのである。ここで宋は、リリーバーとしての心構えを学んだ。
「郭源治さんから、セットアッパーとしてのメンタルを強化していただきました。日々、辛抱強く投げることの大切さを教えてもらったことが、成績に大きくつながったのです」
レジェンドからの指導が、マウンドで発揮される。この年、中継ぎとして40試合に登板した宋は5勝、11HP、防御率1.73をマークし、セットアッパーとしてチームの信頼を勝ち取ったのである。
このポジションで不動の存在となりつつあった宋は、21年にも偉大な選手との出会いによってバージョンアップを果たす。
それが、田中将大である。
球団初の日本一となった13年。24勝無敗と驚異的なパフォーマンスを発揮し、翌年からメジャーリーグの名門であるヤンキースでプレーしていた田中が、7年ぶりに古巣復帰を遂げた。憧れのスターが、同じグラウンドにいる。そこには心を躍らせる自分がいたと、宋は覚えている。
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