検索

【プロ野球】かつての新人王も現役ドラフト候補? 他球団でチャンスが広がりそうなパ・リーグの選手を高木豊がピックアップ (2ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

【オリックス】

 ルーキーの麦谷祐介が1年目から戦力になることをアピールしました。そうなると、同じ外野手で似たタイプの茶野篤政(ちゃの・とくまさ/26歳)は可能性があると思います。出場機会が年々減っていますし(今季は3試合)、麦谷と役割がかぶっています。

 さらに外野には、今季に首位打者の可能性もあった西川龍馬、リーグ3連覇の主力メンバーである中川圭太、杉本裕太郎らもいます。来田涼斗や池田陵真といった若手に対する期待も大きいと思いますし、やはり茶野が出場機会を得るのはなかなか難しいでしょう。まだ若いですし、環境を変えてあげたほうがいいかもしれません。

【楽天】

 リリーバーの津留﨑大成(つるさき・たいせい/28歳)は可能性があるかなと。楽天は前田健太(前ヤンキース傘下3Aスクラントン)を獲得し、ドラフト1位で即戦力に期待の右腕・藤原聡大(花園大)を獲得していることからも先発ピッチャーの補強を進めているのに対し、リリーフ陣はすでに揃ってきています。津留﨑は球団を変えてもいいかもしれません。

 あと、今季は中島大輔がいいアピールをしたので、同じ左打ちの外野手、田中和基(たなか・かずき)あたりは候補になりそうです。2018年の新人王ですが、近年はほとんど使われていませんし(今季は19試合出場)、立場は厳しいです。

 右打ちの外野手の吉野創士(よしの・そうし/22歳)も可能性があるかと思いましたが、右打ちの阿部寿樹を戦力外にしたじゃないですか。そうなると、右バッターは残しておくかもしれません。 

2 / 3

キーワード

このページのトップに戻る