【プロ野球】トライアウトに松山竜平、山足達也、又吉克樹らが込めた覚悟 選手会が守り抜こうとした「野球を続ける場」の意味 (4ページ目)
休むのは引退してからでいいと語る又吉克樹 photo by Nishida Taisukeこの記事に関連する写真を見る 独立リーグの香川から中日に入団し、侍ジャパンにも選出。さらに2022年にはFAでソフトバンクへ移籍するなど、さまざまなキャリアを積んできた35歳の又吉克樹。その又吉は、503試合登板という実績やプライドにこだわることなく、トライアウトの舞台に立った。
「プライドなんて、低いほうがいい。今朝ここに来たら、たまたま大学時代の同級生が来ていてね。そういう意味でも、参加してよかった。(トライアウトが存続したことは)本当に大きいと思います。僕みたいなタイプは、ブルペンで投げるのと試合で投げるのとでは全然違うし、今日みたいな結果(3人を無安打)を見てもらえることもある。そういう意味でも、トライアウトを続けてくれたことには感謝したいです。
休むのは、引退してからでいい。海外も含めて、野球をやらせてもらえる場所があるなら、どこへでも行ってみようと思っています。今回の戦力外が、野球人生の終わりではなく"通過点だった"と言えるように、ここからまた何かが起きると信じて、しっかり準備していきたいですね」
さまざまな選手たちの思いを乗せ、午後14時10分。すべての対戦が終わり、選手たちがグラウンド中央に一列に並んで一礼すると、スタンドからは大きな拍手が湧き起こった。
【トライアウトは継続していく】
すべての選手への取材が終わったあと、選手会の森事務局長が、再出発となった今回のトライアウトについてその所感を語ってくれた。
「昨年12月の選手総会で『トライアウトを続けていこう』と全会一致で決めてから今日まで、初めての選手会主催ということもあり、準備は本当に大変でした。今はすべて終わって、ようやくホッとしているところです。参加選手の数は当初あまり多くありませんでしたが、出場した選手からは『今年はもうないと思っていたので、開催してくれてありがとうございました』という声をいただきましたし、広島の選手には多くの応援があり、開催してよかったと思っています。
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