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【プロ野球】「あの時、大学に行っていたら...」 西武・菅井信也が4年越しに語る育成でプロ入りした理由 (4ページ目)

  • 中島大輔●文 text by Nakajima Daisuke

 開幕ローテーション入りした4月は中6日で回ったが、5月以降は登板間隔が空いている。西武には今井達也、髙橋光成、隅田、武内らドラフト1位組を中心に力のある先発陣が多く、簡単に登板機会を得られなくなった。 それだけに、菅井はチームメイトたちにライバル心を燃やしている。

「ドラフト1位だけではなく、全員に負けたくないですね。特に、大卒の人には負けたくない。大卒の人が活躍しがちなので、もっと高卒の人たちで頑張りたいと思います」

 過去に下した決断を正解にできるかは、すべて自分の頑張り次第だ。大学経由では絶対にできなかった経験と出会いを糧に、菅井はプロ入り5年目の2026年、先発ローテーション定着を目指していく。

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