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ロッテの19歳「打てるキャッチャー」寺地隆成が語る現状と課題 「一番大事にしているのは試合で感じること」 (3ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

【常に意識している「切り替え」】

――ボス投手をはじめ、各ピッチャーとコミュニケーションが取れている印象がありますが、そのあたりはいかがですか?

寺地 ボスさんの場合は通訳さんもいますし、ほかのピッチャーの方々も含めて積極的にコミュニケーションを取るように心がけています。バッテリー間でのコミュニケーションは大事だと思っています。

――お手本にしているキャッチャーはいますか?

寺地 松尾汐恩(DeNA)さんのキャッチングはめちゃくちゃうまいです。試合の動画をたまに見るんですが、下からのミットを入れ方を参考にしています。あと、渡邉陸(ソフトバンク)さんもうまいので、同様に参考にしていますね。

――プロになる選手は軒並み高い技術を持っているため、違いが出るのはメンタルの差とも言われたりしますが、そういったことを感じますか?

寺地 メンタルが大事だと思う時はけっこうありますね。チャンスで凡退した試合で負けてしまった時などは「あぁ......」となったりしますが、どちらかというと切り替えられるタイプじゃないかと思います。

 あと、6月12日の広島戦ではチャンスで2度凡退してしまったのですが、最後の打席でタイムリーの内野安打を打つことができました。ミスしたり負けたりしても、「次こそは」という場面は訪れると思います。そこで打てたらチャラではないですが、少しは報われるのかなと。

 ただ、「キャッチャーとしてのミスを、バッティングで取り返そう」などという考えはないです。あくまでキャッチャーはキャッチャーであり、バッティングはバッティング。そこはすみ分けています。

――切り替えられるタイプとのことですが、どんなことをして切り替えていますか?

寺地 甘いものを食べたりしていますね。スイーツが好きです。アイスであれば、持ち手の部分がクッキーになっているロッテのアイス(ロッテ ガーナ チョコ&クッキーサンド)がめちゃくちゃ好きです。最近は食べられていませんが、ファームにいる時にはロッテ浦和球場の近くのスーパーでよく買っていました。

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