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パ・リーグで首位打者を狙える打者も 高木豊が語る、各チームをけん引する野手たちの能力 (3ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

――ロッテでは、サブロー二軍監督兼統括打撃コーチが一軍ヘッドコーチに就任して以来、5年目の山本大斗選手(22歳)が毎試合4番を任されています。打率は.230ながら、リーグ4位の8本塁打を記録していますが、いかがですか?

高木 ロッテの場合、首脳陣がどの選手に期待しているのか、育てようとしているのかを明確にしたほうがいい、と以前から言っていたのですが、サブローがヘッドコーチになってからは明確になりましたね。それまでは選手も打順も日替わりで、使われる選手たちも気持ちが安定しなかったと思うんです。

 山本のよさは二軍監督時代からよく知っているでしょうし、今は打線の主軸として期待していることがよくわかります。打球に角度をつけるのがうまいですし、飛ばす能力がある。それは、教えてできることではありません。

 それと、起用が続いているタイミングのとり方に余裕が出てきたというか、タイミングを外されそうになっても、つま先をうまく使って合わせています。先ほども言ったように、試合に出続けることで読みなども研ぎ澄まされていきますし、勝敗に対しての責任感も備わってくる。そのことによって選手は伸びていくんです。このままシーズンの最後まで使い続けてほしいですね。

【プロフィール】

高木豊(たかぎ・ゆたか)

1958年10月22日、山口県生まれ。1980年のドラフト3位で中央大学から横浜大洋ホエールズ(現・ 横浜DeNAベイスターズ)に入団。二塁手のスタメンを勝ち取り、加藤博一、屋鋪要とともに「スーパーカートリオ」として活躍。ベストナイン3回、盗塁王1回など、数々のタイトルを受賞した。通算打率.297、1716安打、321盗塁といった記録を残して1994年に現役を引退。2004年にはアテネ五輪に臨む日本代表の守備・走塁コーチ、DeNAのヘッドコーチを2012年から2年務めるなど指導者としても活躍。そのほか、野球解説やタレントなど幅広く活動し、2018年に開設したYouTubeチャンネルも人気を博している。

■元プロ野球選手のYouTuberのパイオニア

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著者プロフィール

  • 浜田哲男

    浜田哲男 (はまだ・てつお)

    千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。

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