金子侑司は決死の覚悟で盗塁王のタイトルを獲得した プロ4年目、「やらんと終わる......」 (4ページ目)
── 西武は石毛宏典さん(通算242盗塁)、秋山幸二さん(通算227盗塁/盗塁王1回)、松井稼頭央さん(通算307盗塁/盗塁王3回)、片岡治大さん(通算271盗塁/盗塁王4回)、金子さん(通算225盗塁/盗塁王2回)と、スピードスターの系譜ですね。
金子 そういう偉大な選手たちと一緒にしてもらえること自体うれしいですし、盗塁は自分がプロの世界で輝くための武器だと思っていました。盗塁でセーフになった時の歓声は、ヒットを打った時よりも気持ちよかったですね。
── 2018年、2019年の西武は、「山賊打線」でリーグ連覇を果たしました。1番の金子さんから、2番・源田壮亮選手、3番・秋山将吾選手(現・広島)、4番・山川穂高選手(現・ソフトバンク)、5番・森友哉選手(現・オリックス)など、超強力打線でした。
金子 2018年は、守備と走塁はしっかりできていました。右中間のフライをフェンスに頭をぶつけそうになりながら捕球したプレーは、もう一度やれと言われてもできません。自分でも驚きました。でも打撃がイマイチで、モヤモヤした気持ちはありましたね。
── 2019年は116安打を放ち、41盗塁で自身2度目のタイトルを獲得しました。
金子 2位にも10個以上離すことができました。連覇したうえでのタイトル獲得でしたから、最高でした。
金子侑司(かねこ・ゆうじ)/1990年4月24日生まれ、京都府出身。小学生時代にラグビーと並行して野球を始め、中学時代は硬式野球クラブチームの京都嵐山ボーイズに所属し、両打ちに挑戦。立命館宇治高に進学後は遊撃手として高校2年春からレギュラーとなり、高校通算20本塁打。立命大でも1年春からリーグ戦に出場し、3年時に大学日本代表に選出された。2012年ドラフト3位で西武に入団。1年目から開幕スタメンを果たし、初打席初安打を記録。16年、19年に盗塁王のタイトルを獲得。24年シーズンを最後に現役引退。引退後は野球解説者をはじめ、野球教室のコーチを務めるなど精力的に活動し、25年にはジュエリーブランド「KANOA jewelry」を立ち上げ、経営に携わっている
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