故郷で醤油も作る元ヤクルト荒木貴裕が振り返る、新人時代の宮本慎也の言葉「若いうちは、みんなが休んでいる時に練習しろ」 (4ページ目)
2年目以降のシーズンオフには、宮本の自主トレに参加して実力を高めた。
「練習方法や技術的なことはもちろん、プレー中の考え方なども教えていただきました。その教えをひと言で表すことは絶対に無理ですが、とても広く捉えるのならば、『当たり前のことを当たり前にやる』ことの大切さ、ということだと思います」
荒木は2年目の2011年、春季キャンプでは一軍メンバー入りを果たしたものの、開幕を前にして二軍へ。それでも、「体力面の強化とスイングの力強さ、手元まで打球を引き込む打撃を身につけた」こともあり、フレッシュオールスターでMVPも獲得したが、一軍での出場は3試合にとどまった。
「正直、なかなかチャンスが訪れない状況への悔しさや不甲斐なさを感じたり、気持ちがだんだん腐っていきそうなこともありました。でも、どんなことがあっても毎日の練習を欠かさずに続けていました。今思うと、さまざまなマイナスの感情を振り払おうとして練習していたところもあったのかもしれません」
悔しさに耐えて練習に励む日々。それがのちに、ユーリティプレーヤーとして活躍の場を増やしていくこととなる。
(後編:ヤクルトを支えたユーティリティプレーヤー、荒木貴裕の野球人生を変えた三木肇、真中満との出会い>>)
【プロフィール】
荒木 貴裕(あらき・たかひろ)プロフィール
1987年、富山県生まれ。帝京三高、近大を経て2009年にドラフト3位でヤクルト入り。1年目の開幕戦で球団の新人野手では40年ぶりの開幕スタメンを勝ち取った。その後も内外野を守れるユーティリティーさに加え、俊足巧打でチームに貢献。代打では勝負強さを発揮し、2017年5月の中日戦ではセ・リーグ史上初となる、同一チームによる同一シーズン2本目のサヨナラ満塁弾を放った。応援歌が「名曲」と呼ばれ、端正なマスクで多くのファンに愛された。2023年9月、同シーズン限りでの現役引退を発表。 引退後は、野球指導やイベント出演を中心に活動する傍ら、富山ふるさと大使として地元・富山の魅力発信にも積極的に取り組んでいる。
●取材協力(株)I for C WACCCA IKEBUKURO Wacca Coffee Club
イベント情報:スワローズOBのサタデーTALK!!
出演:宮本慎也、米野智人、荒木貴裕
日時:2025年5月10日(土)
開始時間:13:00
場所:WACCA IKEBUKURO 4F ギャラリー
住所:〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目8-1 4F
詳細はこちら>>
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