NPB未経験の二宮衣沙貴と根岸涼 27歳になる彼らはなぜ台湾プロ野球でプレーする道を選んだのか (4ページ目)
事実、彼らはこの年齢まで続けて上達している実感があり、だからこそ現役を続けたいと考えている。
二宮は台湾での挑戦をこう話した。
「この歳で野球をやりたくてもやれない人が多いわけじゃないですか。チームがなかったり、クビになったり。自分は野球を続けられていることに感謝しながらプレーしたいです。あとは結果の世界だと思うので、そこで圧倒して、次のステージに行けるように頑張っていきたいです」
根岸も同様の心境だ。
「今と30歳になった自分を比べたら、おそらく後者のほうがパフォーマンスは上だと思います。そういう意味では、まだまだ伸びしろを感じている部分があります。もっともっと頭を使って、いろんな練習をしないといけない。台湾でもチームの勝利に貢献できるようなピッチングをして、さらに上のリーグなど、よりいい評価を求めて日々進歩していきたいです」
どんな世界にも開拓者はいる。野茂英雄がメジャーリーグへの道を切り拓き、今や野球少年たちが夢見る場所になった。
台湾球界に二軍から飛び込んだ二宮と根岸は、アジアで先駆者となれるか。今年27歳を迎えるふたりには、まだまだ可能性が残されている。
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著者プロフィール
中島大輔 (なかじま・だいすけ)
2005年から英国で4年間、当時セルティックの中村俊輔を密着取材。帰国後は主に野球を取材。新著に『山本由伸 常識を変える投球術』。『中南米野球はなぜ強いのか』で第28回ミズノスポーツライター賞の優秀賞。内海哲也『プライド 史上4人目、連続最多勝左腕のマウンド人生』では構成を担当。
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