高山郁夫が語る若き日のライデル・マルティネス 「ひょろひょろ体型にぎこちない投球フォーム、球種は2種類だけ...」 (3ページ目)
── 生え抜きで現役最年長は、祖父江大輔投手(37歳)がいます。
高山 すごく印象に残っています。私が在籍した当時は一軍の主力リリーフと呼べる立場ではありませんでした。小さい体でもガッツがあって、馬力を感じました。そして独特のスライダーを持っていて、打者はわかっていても対応できないようなキレがあったんです。当時は急にストライクが入らなくなる悪癖もあったのですが、のちにリリーフ陣の中心的な存在に成長してくれましたね。これからも息の長い現役生活を送ってもらいたいです。
つづく
高山郁夫(たかやま・いくお)/1962年9月8日、秋田県生まれ。秋田商からプリンスホテルを経て、84年のドラフト会議で西武から3位指名を受けて入団。89年はローテーション投手として5勝をマーク。91年に広島にトレード、95年にダイエー(現ソフトバンク)に移籍し、96年に現役を引退した。引退後は東京の不動産会社に勤務し、その傍ら少年野球の指導を行なっていた。05年に四国ILの愛媛マンダリンパイレーツの投手コーチに就任。その後、ソフトバンク(06〜13年)、オリックス(14〜15年、18〜23年)、中日(16〜17年)のコーチを歴任。2024年2月に「学生野球資格」を取得した
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著者プロフィール
菊地高弘 (きくち・たかひろ)
1982年生まれ。野球専門誌『野球小僧』『野球太郎』の編集者を経て、2015年に独立。プレーヤーの目線に立った切り口に定評があり、「菊地選手」名義で上梓した『野球部あるある』(集英社/全3巻)はシリーズ累計13万部のヒット作になった。その他の著書に『オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 野球留学生ものがたり』(インプレス)『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(イースト・プレス)『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)など多数。
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