投手力だけじゃない! 未来のスラッガー候補の雄大な打球に「強打のオリックス」の未来が見える (4ページ目)
「下がだいぶ決まってきたね!」
打撃練習が終わったところで内藤に声をかけたら、真ん丸の顔がうれしそうに輝いた。
だが2月末の練習試合で、守備の際に左肩を脱臼し手術。復帰までのかなりの時間を要するそうだが、まだ2年目。焦らず、ゆっくり治してもらいたい。
今や球界屈指の投手力を誇るオリックスだが、フレッシュコンビの雄大な打球を見て、「強打のオリックス」の看板を掲げる日はそう遠くないと確信した。
著者プロフィール
安倍昌彦 (あべ・まさひこ)
1955年、宮城県生まれ。早稲田大学高等学院野球部から、早稲田大学でも野球部に所属。雑誌『野球小僧』で「流しのブルペンキャッチャー」としてドラフト候補投手のボールを受ける活動を始める。著書に『スカウト』(日刊スポーツ出版社)『流しのブルペンキャッチャーの旅』(白夜書房)『若者が育つということ 監督と大学野球』(日刊スポーツ出版社)など。
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