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1年春のリーグ戦で4本塁打と衝撃の大学デビュー 青山学院大・佐々木泰は2024年ドラフトで上位指名されるか (4ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro

 佐々木がそう語っていると、傍らを西川が通り過ぎた。佐々木はいたずらっ子のような笑顔で、「西川に負けないように頑張ります!」と叫んだ。西川はこちらを振り返り、苦笑で応じた。

 1年春のリーグ戦で残した打率.371、4本塁打。まずは「この成績を超えたい」と佐々木は意気込む。数字だけでは測れない魅力があるのは間違いないとはいえ、たしかに1年春がキャリアハイでは寂しい。佐々木泰に数字が伴った時、来年のドラフト戦線は大きく音を立てて動き出すはずだ。

著者プロフィール

  • 菊地高弘

    菊地高弘 (きくち・たかひろ)

    1982年生まれ。野球専門誌『野球小僧』『野球太郎』の編集者を経て、2015年に独立。プレーヤーの目線に立った切り口に定評があり、「菊地選手」名義で上梓した『野球部あるある』(集英社/全3巻)はシリーズ累計13万部のヒット作になった。その他の著書に『オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 野球留学生ものがたり』(インプレス)『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(イースト・プレス)『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)など多数。

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