飯田哲也が移籍選手の貢献度を診断 大竹耕太郎が新天地・阪神で活躍している理由も語った (3ページ目)
戸根千明(巨人→広島/現役ドラフト)
左の中継ぎで、2020年に53試合登板のヘロニモ・フランスアが退団し、昨年51試合登板の森浦大輔が出遅れるなか、うまくはまりました。5月14日の巨人戦でアダム・ウォーカーに2ラン本塁打を浴びましたが、ここまでいい働きを見せています。
細川成也(DeNA→中日/現役ドラフト)
外国人選手の調子が上がらず、貧打にあえぐ中日にあって、クリーンアップを任されるなどレギュラーに定着。5月5日の巨人戦では、勝ち越しのタイムリーを含む1試合3安打の活躍でお立ち台にも上がりました。細川は2016年ドラフト5位でDeNAに入団し、1年目にはデビューから2試合連続本塁打を放つなど期待を集めました。ただ、DeNAは外野手の層が厚く、出番は限られていました。球団が変わり、和田一浩打撃コーチもうまくはまったのかもしれません。環境が変わって花開いた好例ですね。
【さすがの働きを見せる涌井秀章】
京田陽太(中日→DeNA/交換トレード)
森敬斗、大和、林琢真、柴田竜拓らとの遊撃手レギュラー争いで、一歩リードしている印象があります。ただ、チームの打線が好調なのであまり目立っていませんが、打率.225と低迷しています。守備での貢献は大きいと思いますが、もう少し打ってほしいですね。
涌井秀章(楽天→中日/交換トレード)
さすが西武、ロッテ、楽天で開幕投手を務め、最多勝のタイトルを獲得した投手です。今年でプロ19年目ですが、ピッチングのうまさは健在。打線の援護に恵まれずここまで1勝5敗と負け越していますが、しっかり試合をつくっていますし、チームへの貢献度は高いと思います。
阿部寿樹(中日→楽天/交換トレード)
昨年133試合に出場して131安打を放つなど、キャリアハイの活躍を見せましたが、移籍後は苦しんでいます。いろんなポジションを守れるという長所はありますが、パ・リーグのパワー系投手の前に苦戦している印象です。
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