WBCは「初戦・大谷翔平、2戦目・ダルビッシュ有」となるのか。五十嵐亮太が考える投手陣のローテ 第二先発や抑えに適任の投手も挙げた

  • 長谷川晶一●取材・文 text by Hasegawa Shoichi
  • photo by Kyodo News

五十嵐亮太が語るWBC2023

侍ジャパン投手陣の起用法

先発ローテの軸として期待がかかる大谷(左)とダルビッシュ先発ローテの軸として期待がかかる大谷(左)とダルビッシュこの記事に関連する写真を見る

【初戦・大谷、2戦・ダルビッシュは「実現するとは思っていなかった」】

――栗山英樹監督率いる侍ジャパンでは、15名の投手が選出されています。先発ローテーションについて、五十嵐さんはどのように考えていますか?

五十嵐 僕が注目していたのは、「大谷翔平がどこまで投げられるのか?」ということです。それはコンディションの問題ではなくて、あくまでも契約の問題として。所属するエンゼルスとの契約上、「先発は何試合まで」「何イニングまで」といった規制があるんじゃないかと思いますが、僕は「比較的に抑えられるんじゃないかな」と思っていました。基本的に、エンゼルスとしては「なるべく負担をかけたくない」でしょうから。

――各紙で先発ローテーション予想が行なわれていますが、大谷選手については「3月9日、中国との開幕戦有力」という報道もありました。

五十嵐 そうですね。開幕戦での登板が可能となると、日程的に準々決勝での登板も可能になります。そうなると、勝ち進んだ場合のアメリカでの準決勝、決勝での登板も可能になるかもしれない。大谷選手の登板がかなり増える可能性も出てきたので、俄然、楽しみは増えましたね。

――日本・東京ドームで行なわれる1次ラウンドは、3月9日中国戦を皮切りに、10日に韓国戦、11日にチェコ戦、12日にオーストラリア戦と続きます。どのようなローテーションが予想されますか?

五十嵐 こればっかりは、壮行試合、強化試合の出来を見ながら決めていくことになるとは思うけど、報道であるように「9日・大谷」で幕を開けるのだとしたら、第2戦となる韓国戦はダルビッシュ有投手に任せたいですね。ただ、さっきも言ったように、「初戦・大谷、2戦・ダルビッシュ」という顔ぶれが実現するとは思っていなかったし、今でも「本当に出てくれるんですか?」という思いは強いです(笑)。

1 / 3

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る