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千賀滉大の穴は「十分に埋められる」 ソフトバンクOBの攝津正が注目する投手と「怖かった」斉藤和巳コーチへの期待 (3ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo
  • Photo by Sankei Visual

――新戦力の有原航平投手、ジョー・ガンケル投手はどう見ていますか?

攝津 昨シーズンのガンケル投手は5勝5敗ですが、防御率は2.73と阪神でプレーした3年間で一番安定していました。有原投手は2021年に右肩の手術をして、昨シーズンはマイナーとメジャーを行き来していましたが、打ち込まれるシーンが目立ちました。

 日本で実績があるピッチャーなので期待したいですが、肩がどれくらいの状態なのかを含めて未知数です。紅白戦でも投げていましたが、この後も見ていかないとわかりません。

 ルーキーの大津亮介投手は紅白戦でいいピッチングを見せていますし、技巧派でコントロールがいいタイプなので楽しみです。ベテランの和田毅投手は、シーズンを通してローテーションを回らずに「1、2回投げて抹消」というパターンだと思うので、そこを埋める先発ピッチャーに出てきてほしいですね。

――リリーフで注目しているピッチャーは?

攝津 4年目の津森宥紀投手です。サイドスローで真っ直ぐが速いですし、三振が取れる。パワーピッチャーですが、コントロールを乱して自滅するタイプでもない。ただ、いいものがありながら、勝ちパターンに定着できていないので、今シーズンは勝ちパターンの6回、7回あたりにハマれば面白いと思います。

――新たなクローザーとして、ロベルト・オスナ投手を獲得しました。

攝津 カットボールがすごいです。ヤンキースにいた(マリアノ・)リベラ投手みたいに、全部曲げますね。カットボールで150km中盤が出ますし、コントロールがよくてビシビシ決まりますから、なかなか打てないと思います。あの球威でクセのあるボールを投げられたら、1イニングでの攻略は厳しい。(リバン・)モイネロ投手とふたりでほぼ完璧に抑えられるでしょうから、安心感があります。

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