中日・片岡篤史二軍監督が語る立浪和義監督。引退から12年間で丸くなったが「キャプテンの厳しさ」は健在 (4ページ目)
一軍監督への就任が決まった時、「やっときたか」という彼の第一声がありましたけど、それはファンの方々も同じ思いだったんじゃないかと。ただ、昔からなんですけど、彼は浮かれたりすることがありません。高校時代に春・夏の甲子園で勝ち進んでいる時も、「本番はこっからや」みたいなことを言って、キャプテンとしてチームメイトを鼓舞していました。何より、彼は落ち込んでいるところや弱みを高校時代から全然見せなかった。
彼が高卒で中日に入団した時の監督が星野さんで、当時の星野さんは若くて厳しかったと思いますが、そのなかでも高校を出て1年目からレギュラーでやっていました。そういう精神的な強さがあるからこそ、小さな体でもプロ野球であれだけの成績を残せたと思うんです。
これからどんな指揮をとって、どんな監督になっていくか僕らも楽しみですし、僕も二軍監督として立浪監督やファンの期待に応えていきたいですね。ファンは贔屓にしている選手を、自分の子どもの成長を見るような目で見てくれていますし、一軍で活躍する姿を見たいと思っているでしょう。そういう選手をひとりでも多く育てていくことが、自分の使命だと思います。
(中編:石川昂弥らは「全国区のスター選手になってもらいたい」>>)
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