侍ジャパン、試合を決めた山田哲人の読み。西山秀二が選んだ韓国戦の陰のMVPは? (3ページ目)

  • 中島大輔●文 text by Nakajima Daisuke
  • photo by JMPA

── 4連勝で決勝進出を決めました。ここまでの戦いぶりはいかがですか。

「非常にいい形できていると思います。ほかのチームと日本を見比べた時、投手力は完全に上。攻撃陣が一丸となって奪った得点を投手陣が守り抜く。たとえ失点したとしても、次の1点はなんとしても阻止する。これまでどおり、こうした野球ができれば間違いなく金メダルを獲れると思います」

── 決勝は韓国かアメリカの勝ったほうと戦うことになります。どちらも僅差のゲームでした。決勝はどのような戦いになると思いますか。

「普通にやれば日本が強いと思います。あとは稲葉監督のピッチャーの見極めでしょうね。ここまでの4試合で使える投手というのはある程度わかってきたと思うんです。なので、どんどん注ぎ込んでいけばいい。これだけ力のある野手が揃っているので、絶対に点はとってくれます。とにかく、いかにして点をとられないかを考えて試合を進めていけばいいと思います。オリンピックという独特の雰囲気のなか、これだけのメンバーなので勝って当たり前と見られていますが、選手たちは意識せず、これまでどおり自分たちの野球に徹してほしいですね」

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