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真中満が古巣ヤクルトに提言。「4番村上」にこだわらなくていい理由 (4ページ目)

  • 長谷川晶一●取材・文 text by Hasegawa Shoichi
  • 五十嵐和博●撮影 photo by Kazuhiro Igarashi, Kyodo News

ーー古田さんはキャッチャー陣に対して「お前たちの力で勝て」と檄を飛ばしたと言います。現状では中村悠平選手、西田明央選手の2人がレギュラー争いをしています。捕手併用制がいいのか、それとも1人に絞るべきなのか? 真中さんはどう考えますか?

真中
 僕は無理に1人に絞らなくてもいいと思いますね。よく「強いチームはキャッチャーが固定されている」って言いますよね。でも、キャッチャーを固定するから強いんじゃなくて、強いから固定できているんです。最終的には1人に固定するのがいいとは思うけど、現在のヤクルトのチーム状況では「固定化」にこだわらずに、各ピッチャーの才能を引き出せる相性のいいキャッチャーを起用するという考えでいいと思いますけどね。

【内川聖一の加入で「五番問題」が一気に解消】

ーー新型コロナウイルスの影響で新外国人のオスナ内野手、サンタナ外野手の来日が遅れています。今季から内川聖一選手も加わった野手陣についてはどう見ていますか?

真中
 当面、新外国人は期待しないほうがいいでしょうね。しばらくはサードが村上(宗隆)、ファーストを内川、あるいは坂口(智隆)でいくんじゃないですかね。内川については実績のある選手ですから、彼が本来の力を発揮して五番を任せることができるなら、外国人選手の力を借りなくても平気なんじゃないのかな? 外国人の力を期待できない現状では、内川獲得はとても大きかったですよね。

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