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真中満が古巣ヤクルトに提言。「4番村上」にこだわらなくていい理由 (2ページ目)

  • 長谷川晶一●取材・文 text by Hasegawa Shoichi
  • 五十嵐和博●撮影 photo by Kazuhiro Igarashi, Kyodo News

ーー真中さんは、高津監督とは現役時代もチームメイトでしたし、2015年のリーグ制覇のときには監督と一軍投手コーチとして接していました。高津さんはどんな性格の方なんですか?

真中
 非常に明るく、選手とのコミュニケーションをしっかりとるタイプですよね。僕が監督だった頃は、投手起用、継投の7、8割は高津さんに任せていました。選手交代もシビアだし、決断力のあるタイプだと思いますね。ただ、投手コーチと監督というのはまた立場が違いますからね。コーチならば投手のコンディションを優先しなければいけないけど、監督となればコンディションを考慮に入れつつ、それでも多少の無理をお願いしなければいけない。今季はスクランブル登板になっても、連投も含めて厳しい継投も見られるような気がしますね。

【奥川恭伸の登板はシーズン中盤以降か】

ーー先ほど話に出た、長年の課題である先発投手陣について伺います。真中さんが考える開幕ローテーションの顔ぶれはどうなりますか?

真中
 確定なのは小川とスアレス。この2人でしょうね。そこにオープン戦は不調だった石川(雅規)や高梨(裕稔)が加わるけれども、シーズンを通じてベテランの石川頼みではなく、状況を見てどんどん若手を起用すると思います。本来ならば、高橋(奎二)、原(樹理)辺りが出てきてほしいけど、オープン戦はイマイチでしたよね。あとは、今季から加わった田口(麗斗)、バンデンハーク、そしてサイ・スニード。そこにルーキーの木澤(尚文)、2年目の吉田(大喜)などが、どう加わってくるか。ドラフト2位ルーキーの山野(太一)もゲームを作れそうな雰囲気を感じますね。

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