ポポポ! あのポンセが台湾プロ野球でコーチに。日本進出はあるのか?
《たくさんのウイルスの心配をいただきありがとうございます。私は元気です。私の周りはパニックを起こしているようには見えませんので大丈夫です。謝謝(シェイシェイ)》
3月下旬、かつて横浜大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)のスラッガーだったカルロス・ポンセ氏がTwitterに書き込んだこのツイートを目にして、ほっと胸をなでおろした。
ポンセ氏は、1986年から1990年まで5シーズンにわたってホエールズに在籍し、本塁打王(1988年)、打点王(1987年、1988年)を獲得するなど大活躍。口ひげをたくわえた風貌と人懐っこい笑顔から"スーパーマリオ"と呼ばれて親しまれた。横浜ファンならずとも、プロ野球のオールドファンにとって忘れることができないレジェンド選手だ。
今年、そんなポンセ氏について驚くべきニュースが飛び込んできた。なんと、ポンセ氏が日本のお隣、台湾プロ野球に加盟する味全ドラゴンズの打撃コーチに就任したというのだ。
味全ドラゴンズでは背番号75を背負うポンセ氏
いったい、何が起きたのか? Sportivaはポンセ氏に取材を申し込み、快諾を得た。ところが、時をほぼ同じくして世界中を新型コロナウイルスのパンデミックが襲い、ポンセ氏からの連絡がプッツリと途絶えてしまったのだ。ポンセさん、大丈夫だろうか......? そう気を揉んでいたときに冒頭のツイートが発信され、ほどなく本人と連絡もついて安堵したというわけだ。
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──ポンセさん、ずいぶん心配しましたが、お元気そうでなによりです。このたびは味全ドラゴンズの打撃コーチ就任、おめでとうございます。プロ球団での指導という意味では約20年ぶりの復帰ですが、いまのお気持ちは?
「まず、私が現場に復帰する機会を与えてくれた神に感謝します。私のひとつの夢が叶いました」
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