プレミア12が正念場。韓国代表は
東京五輪出場に黄信号でパニックに (2ページ目)
その典型が韓国だろう。じつは、韓国は10月に台湾で開催されたアジア野球選手権でメダルなしの4位に終わってしまった。代表選手が大学生主体だったこともあるが、それでも金メダルを獲得できる、少なくとも決勝に進出できると思っていたのだろう。だが、急成長中の中国に予選ラウンドで敗れ、さらに決勝ラウンドでも6-8と、まさかの連敗を喫してしまった。
韓国代表にしてみれば、アジア野球選手権でインターコンチネンタル予選の出場権を得てから、プレミア12に臨みたかったはずだ。だが、アジア野球選手権で4位となったため、東京五輪の最終予選にあたるインターコンチネンタル予選の出場権を獲得できなかった。つまり、自力で東京五輪の出場権を獲得するには、プレミア12で好成績を残す(スーパーラウンドに進出したうえで、日本を除くアジア・オセアニア大陸の最上位になる)しかない。
韓国にとってプレミア12は、まさに生死をかけた戦いになる。金卿文(キム・ギョンムン)監督はペルーで開催されたパンアメリア大会まで足を運び、北中米の選手を熱心にチェックするなど、準備に余念がない。
ちなみに、もしプレミア12でアジア・アセアニアの韓国、台湾、オーストラリアがスーパーラウンドに進出できなかった場合、11月12日からこの3カ国で東京五輪の出場権をかけた決定戦を台湾で行なうことになっている。
まだまだ東京五輪出場の可能性は残されているとはいえ、韓国にとって茨の道は続く。
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