今井達也に見たクレバーさと変化。
甲子園優勝投手から西武のエースへ (4ページ目)
ソフトバンク戦ではカーブの精度が高くなかったものの、1週間前の3月23日に行なわれたDeNAとのオープン戦では、カウント球にも決め球にも使っている。こうした向上心と積極的に変わっていく姿勢は菊池と共通するもので、彼のようなエースになるには欠かせない要素だ。
今季初登板前日、高卒3年目で開幕ローテーションに入るほど首脳陣から期待されていることについて、今井はこう答えた。
「オリックスの山本(由伸)君であったり、楽天の藤平(尚真)であったり、若手にシーズン初めからローテーションで投げる選手が多いので、負けていられないなという思いもあります」
甲子園優勝投手という世代の象徴的存在は、果たしてプロの世界で突き抜けることができるか。まだまだ発展途上だが、未来のエースへの道を、地道に一歩ずつ、着実に歩んでいる。
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