菅野智之が語る背番号18の重み「実績は関係ない。必要なのは実力」 (4ページ目)
「自分を励ましてくれる背番号なんて、そんなにないと思うんです。ジャイアンツの18番はそういう力を持っています。今は僕らの頃とは時代が違いますから、たやすくそこへ辿り着いて、簡単に欲しいものを手に入れるという価値観があるのかもしれません。でも僕はそれじゃ、つまらないと思うんです。苦労して苦労して、やっと手に入れたものにこそ本当の価値がある。18番のプライドを持ち続けた人がエースに君臨して、そういうエースに倣(なら)う若い人が出てきて、やがては18番を手に入れて......そんなふうにしてエースナンバーが受け継がれていってくれたらいいのになと思います。とくにジャイアンツの18番というのは、そういうものであって欲しいですね」
菅野にとって、18番を背負う初めてのシーズンが始まる。その重みを感じながら、菅野はどんなピッチングを見せてくれるのだろう――。
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